middleagedtweets’s blog

放言居士でやりたいな

はてなブログ10周年特別お題「10年で変わったこと・変わらなかったこと

 

 十年一昔って極端な話だと思っていたが、なんだかもっと時間が早くなったように思える。それは受動的な心理の問題なのだが、3650日の間にどうなってきたのだろう。

 変わらないこと。家族構成や職業、住まいに生活習慣。私の日常は、ほぼ変化は無い。してみると進歩がないとも言えなくもない。ぬるま湯にどっぷりの日々である。朝は家内の作る土鍋のご飯にお味噌汁、鮭か何かの干物。前夜の副菜が出てくることもある。このご飯が美味しい。特段高級な米を炊いている訳でもない。20年近く使い込んだ伊賀の土鍋がブクブク言っているだけである。ここで一つ変わったことがある。量である。茶碗のサイズが小さくなり。まぁ当たり前なのだが。何時までも若い頃と同じ量を食べ続けられるはずもない。

 職場に行けば、十年一日のごとく同じようなことを繰り返している。ところがメールチェックなる作業が追加された。業務関係の通信手段は、FAX からメールに置き換わったようだ。白黒の時々縦線の入った書類から、ディスプレーにカラー表示でセンスの良いものもある。図案などは、快適で捗ることは間違いのない事実だ。

 してみると変わっていないと思っているのは私だけで、知らぬ間に変わって当たり前になってきているのだ。スマートフォンなんて一番いい例だろう。通販だって、コロナ禍で仕方ないといつつ、普通にポチッとしているじゃないか。

 じゃあ変わらないものは。さんざん考えた結論は、衣食住の中で食だろう。もちろん簡易な食材が増え食べているのだろうが、美味しいものは変わっていないような気がする。昔々おばあちゃんが炊いてくれたかまどのご飯。同じような味を求めて土鍋を使っているし、旬の魚やお野菜。お肉だって大好きである。秋から冬にかけて美味しくなる食べ物に感謝しつつ、ひねもす食欲に負けていることを痛感した。