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今週のお題「夏休み」

　鬱陶しい梅雨がダラダラ続いた後、突然の夏の光が立ち込め夏が来た。特別警報が特別じゃなくなったようだ。そして日差しの中、子供たちの走り回る姿を見かけない。虫取りの網をかかえてたり、プールに向かう子供たち。

　昨今では事情が変わったようで、気温が上がり過ぎると外出させないそうな。それもそうだ。この気温である。小学生との会話もむつかしい。知らない人とは言葉を交わしてはいけない、という学校の指導もあるそうな。当世のややこしい事件が影を落としているのも、間違いなさそうである。

　なんだか世知辛い世の中になったものである。温暖化やＩＴ浸透のせいで、気温は変動が激しくなり、情報が蔓延し危険の回避に奔走しすぎているんじゃないのかな。かといって事件や事故を考えると、それもや已む無しなのであるが。

　メールにＳＭ、ラインやメッセンジャー。次々来るけど、誰とどの話をしていてそれからどうして。休日はどこどこに行こう。まあ忙しいものだ。携帯のバッテリーが切れるよホッとしていたが、そんな暇も無くなったように思う。でも世界中でこんなことやってて、電気の使用量はどうなんだろう。新しい家電は省エネだけど、家電が減ることは無い。便利を使い過ぎると、後戻りできないものである。

　産業革命以降、ひたすら化石燃料を使い続けている私たち。枯渇するって言いながら、どんどん増える地下資源。使い切っちゃっていいのかなと考えてしまう。

　楽しい夏休みのない私は、白昼夢の中でエアコンを付けて惰眠している。