朝食

今我が家には、炊飯器なるものが無い。古くなって捨てたのだが未だ買っていない。有るのは２０年以上使い込んだ、ご飯用の土鍋でけである。事案は出来ないけど、私は家事をしないのだが、毎朝ガスコンロでカチカチっと火をつけている。シューって吹き出したら２分。火を止めるだけ。２０分蒸らせばホカホカご飯である。

不便もあるようだ。帰ると炊飯できている、などという事は無い。それでもここ一年はこんな生活だ。何故って、美味しいから。パラリふっくら炊きあがったご飯とみそ汁。それに干物なんぞあれば、至福の朝なのだ。こんな風に炊き込みご飯などしようものなら、醤油とお米の香りでマイッタの世界なのだ。

じゃあ夕食はと聞かれる。左党の私と、近頃太ったと気にする家内の二人。お米は朝の残りのおむすびが、一つかふたつ。それで十分なのだ。

だがおコメの消費は減る一方。まわりの誰にたずねても、朝はパン。むむむ。我が家は完全に少数派なのだ。でもうまい。